事業内容

設立趣意

住宅関連産業は、宅地開発をはじめ住宅の建設、建築関連資材および住宅関連設備機器等の⽣産ならびに供給、また円滑促進に伴う融資制度および関連する総合情報等⾮常に裾野の広い産業界である。
従ってこれを総合的に利⽤する消費者としては、関連する公共諸施策および法規等とともに、広汎な知識と適確な情報の⼊⼿、相談窓⼝および苦情処理等の機関が不可⽋の課題である。
然しながら既存の住宅展⽰場をはじめ各相談所、設備機器展⽰場においては各部⾨別またはメーカー別⽅式であり、住宅関連産業界を総合的に纏めた機関が無いため名古屋地区において未来志向、消費者志向型の総合情報提供を主たる業務とする住宅関連総合展⽰場設置の必要性を痛感し「ナゴヤハウジングセンター」を開設したものである。
「ナゴヤハウジングセンター」は、昭和46年11⽉より、名古屋市名東区⾼間町(⾼針)において、名古屋地区のプレハブ産業を中⼼に、住宅関連の資材および設備機器産業界の協⼒を得て、太陽と緑と夢のある⽣活をテーマとする⼤総合展⽰場を開設し、総合情報の提供、相談業務、苦情処理をはじめ、公庫融資説明会、⾒学会、設計コンペ等の事業、また、県⺠とのコミュニティー事業を実施して2ヶ年を経過したところ、約80万⼈の来場者を数え、⼊場者アンケート調査等により、現実に住宅関連産業界と消費者を結ぶ総合情報の架橋として好評を得てその役割を果たしたことは、この種事業の重要性と必然性を改めて認識し、今後ますます内容充実化の必要性と社会的責任のある事業運営が重要な課題となった次第である。
此処において、「ナゴヤハウジングセンター」の主催者である中⽇新聞社と(社)プレハブ建築協会中部⽀部とで構成するナゴヤハウジングセンター委員会としては、⼈格の伴なわない任意団体として「ナゴヤハウジングセンター」の公益性事業運営には⾃ら限度のあることを確認し、名実ともに社会的事業を推進する公益団体として、独⽴させ、内容充実化を図るため、社団法⼈ナゴヤハウジングセンターの設⽴を決定し特⾊ある永続事業に踏切ったものである。
よってわれわれ住宅関連産業にとりくむ業者は、わが国の住宅建設促進にこたえ、中部地区において未来志向、消費者志向型の住まいに関する総合的な情報提供と附帯事業運営の場を運営し、もって地域住⺠の繁栄と⽣活の向上に寄与すべく努めるものである。

〔昭和48年11月2日 設立許可:昭和49年3月1日〕

設立趣意に関しましては当時のものをそのまま掲載させていただいております。

当法人は設立の趣意に基づき下記の要領にて運営してまいります。

目的

わが国の住宅建設促進にこたえ、愛知県において未来志向、消費者志向型の住まいに関する総合的な情報提供の場を運営し、もって地域住民の繁栄と生活の向上に寄与することを目的とします。

事業内容

  • 住宅および関連資材、設備機器などに関する総合的な情報の提供、相談業務、総合展示紹介ならびに総合展示場の運営管理。
  • 内外における住宅事情の調査研究ならびにその結果の公開。
  • 会員相互の自主的な連絡調整。

公益(サービス)事業

消費者ニーズに対応に応える為幅広い住宅関連の諸情報、知識、施策、
法規などの提供に努め、住まいに関するサービス事業を推進します。

多様化、選択性に対応する、各工法・構造の住宅新型商品の常設展示と専門相談を行います。
住宅関連の材料、設備機器、インテリアおよびエクステリアの多様化、選択性に即したカタログなどの設置を行います。
専門相談員による設計、資金、税務・相続等各個別相談を行います。
住まいづくりのポイントを解説した各種小冊子を用意し、一般消費者へ配布します。

コミュニティー事業

地域住民参加・協力による各種催事、展示会を開催し、知名度の向上を図ります。

  • 地域住民参加・協力による各種催事、展示会を企画推進し、地域事業などに協賛します。
  • 緑化計画、防犯、防火、交通安全および生活改善などの各種催事、展示会を企画推進し、キャンペーンなどに協します。
  • 会場内に専任警備員ならびに清掃要員を常設して、防災、防犯と安全管理、環境浄化に努めます。
  • 会場利用者の便を図るため導入看板の新設、補充を実施します。

自主管理事業

会場運営の基本方針である、会員による自主管理、自主運営を推進する。

  • 社団法人運営のための必要な機関を利用して業務執行に努めます。
  • 愛知県行政指導に協力し、総合住宅展示場の公益性を向上します。
  • 会員の自主管理、自主運営により業界の地位発展を向上します。
  • 会員相互の連絡緊密化を図り、相互扶助に努めます。
  • 全体の運営、方針決定機関として理事会(年間6回開催)を召集、開催します。
  • 会場の綜合運営管理機関として運営委員会(年間6回開催)を招集、開催します。
  • 会員の自主管理、自主運営機関としてハウス部会(年間12回開催)を招集、開催します。

定款より抜粋